【2024年6月最新】特定技能トラック運送業:いつから?入管庁へ問合せ│特定技能×運送業│解説ブログ

【2024年6月最新】特定技能トラック運送業:いつから?入管庁へ問合せ│特定技能×運送業│解説ブログ

2024年5月17日

記事内容:2024年追加の特定技能1号自動車運送業分野(トラック運送業)の開始時期に関する最新情報をお伝えするため入管庁へ直接確認した内容となります。


こんにちは。トラックドライバー歴18年で、現在は特定技能を専門とする行政書士の長井です。
今回も特定技能(トラック運送業)の制度について、ご理解が進むよう簡潔に解説していきますので、最後までご一読いただけましたら幸いです。

この度、特定技能1号に自動車運送業分野が新しく追加されたことを受けて、業界関係者や多くの事業者から注目されています。自動車運送業界では長年にわたり深刻な人手不足が続いており、特定技能1号の外国人労働者の雇用に対する期待が非常に高まっています。私の行政書士事務所にも開始時期に関する多くのお問い合わせが寄せられており、それに応じて2024年5月16日に出入国在留管理庁に直接連絡を取り、情報を確認しました。

制度導入の経緯と公表内容

  • 2024年3月19日、自動車運送業を特定技能制度に含むことが閣議で決定されました。
  • 2024年4月19日、具体的な制度の方針と運用要領が公式に公表されました。この公表により、業界内での準備と期待が一層高まりました。

制度開始時期の確認と今後の見通し

出入国在留管理庁政策課(政策企画第一係)に直接問い合わせたところ、現在法整備が方針及び要領に従って着々と進められており、技能評価試験の準備も平行して進行中であることが確認できました。具体的な開始日については明確な日程は示されていませんが、「令和6年中には制度が開始される見込み」という回答を得ることができました。

制度開始に向けて事業者が行うべき準備

制度が正式にスタートすると、初期段階では外国人ドライバーを巡る競争が予想されます。特に、特定技能1号外国人ドライバーの雇用を考えている運送会社は、受入れに必要な基準となる貨物自動車運送事業の安全性評価事業や安全優良事業(Gマーク)の認定を取得しておくことが非常に重要です。さらに、外国人ドライバーの受入れ後に直面する可能性のある様々な事態を想定し、適切な準備を進めておくことが求められます。日本人新人ドライバーであれば初日から横乗り研修が可能ですが、特定技能1号外国人ドライバーには異なる対応が求められるため、事前の具体的な受入計画が不可欠です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は特定技能1号(自動車運送業分野)が追加されたことを受けて、制度の開始時期について、入手した情報を基にお伝えしてみました。これにより、運送業界の皆様が新しい制度の概要と準備すべき点を理解する助けとなれば幸いです。

当ブログでは、特定技能に関する最新情報を継続的に提供していきますので、今後もぜひ参考にしてください。また、特定技能に関してご不明な点がございましたら、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。専門的な知識を持つスタッフが丁寧に解説いたします。