記事内容：この記事の投稿時点では、試験の詳細はまだ公表されていません。そこで、現時点でわかっている情報や試験概要、出題予想について私なりの見解を交えてお伝えいたします。
こんにちは。トラックドライバー歴18年で、現在は特定技能を専門とする行政書士の長井です。
今回も特定技能（トラック運送業）の制度について、ご理解が進むよう簡潔に解説していきますので、最後までご一読いただけましたら幸いです。
１，現時点で把握できていること
試験実施団体
一般財団法人日本海事協会（交通物流部自動車運送業分野特定技能試験担当）
2. 試験の実施概要
ここからは、他の特定技能1号技能評価試験の実施状況を参考に、私の経験や知識をもとに、今後の展開を予測していきます。この予測が少しでも皆さまの試験準備に役立つことを願っています。
① 試験開始の時期
最近、入管庁へ直接問い合わせた際に得た情報によると、「令和6年中には試験が開始される予定」との回答がありました。具体的な日程や詳細はまだ公表されていませんが、このような情報から判断すると、今年のうちには試験の開催日程が正式に発表されるのではないかと考えています。試験の準備期間を考えると、早めに公表される可能性もありますので、定期的な情報収集が重要です。
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② 試験の開催場所
他の職種の特定技能1号試験と同様、最初は日本国内のみで試験が実施されることが予想されます。これは主に、日本に住む外国人の受験環境を整えるためだと思われます。国内在住の外国人にとっては問題なく受験が可能ですが、他国の求職者にとっては課題が残ります。海外からの求職者は、特定活動ビザを取得して来日し、その短い滞在期間内で受験を行う必要があります。このため、試験日程が公表された際には、早めに準備を進めることが重要です。
③ 出題予想
現時点で、試験対策用の公式テキストやガイドラインはまだ公表されていません。そのため、具体的な出題範囲や傾向は不明ですが、私の考えでは「初任運転者講習」で扱われる内容が基礎となる可能性が高いと見ています。これは、多くの他の職種でも、業界における基礎知識が試験問題の中心となっていることから推測されるものです。運送業に従事するうえで必要な知識や技術が、試験の重点的な出題内容になると予想しています。これに基づき、運送業に関する基礎的な知識を早めに学び、対策を立てておくことをお勧めします。
④ 合格率
他の職種における特定技能1号の技能評価試験では、合格率は職種や年度によって多少のばらつきがありますが、おおむね40％～50％の範囲で推移していることがわかっています。自動車運送業分野における特定技能1号評価試験も、これらのデータを踏まえると、同様の合格率になると考えられます。特に、試験の内容が実務に即したものであることを考慮すると、合格には実際の現場経験や専門的な知識が求められるでしょう。そのため、試験に向けた準備をしっかりと行い、実践的な知識を身につけて臨むことが重要です。
補足資料
特定技能１号自動車運送業分野の開始時期に関しては、以下のページを合わせてご参考にしてみてください。
まとめ
今回は、特定技能1号トラックドライバーになるために必要な自動車運送業分野の特定技能1号評価試験について、私なりの予測を交えて解説してきました。現在のところ、正確な試験の詳細は公表されていませんが、多くの外国人の方から試験についての問い合わせが寄せられているため、少しでも早く情報を提供することが必要と感じて、この記事を投稿しました。
試験の開催情報や詳細な対策については、随時アップデートされる可能性がありますので、こまめな情報チェックをお勧めします。また、当社では、最新の試験情報や合格を目指すための効果的な試験対策について、メールマガジンを通じてご案内しています。トラックドライバーを目指す外国人の方々にとって有益な情報を提供していますので、興味のある方はぜひ下記のリンクからメールマガジンにご登録ください。
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